日本共産党の活動

埼玉・北部地区

埼玉県北部地区委員会は、「赤旗」読者を日刊紙・日曜版とも6カ月連続で前進させてきました。しかし3月はこれまでの延長線上のとりくみでは連続前進が途絶えかねません。柴岡祐真地区委員長(32)は地区常任委員会で率直に胸の内を語りました。

「特別の『訴え』を出す必要がある。これまでは地区委員長や常任委員会の『訴え』だったが、別の出し方をしないとこれまでと同じになってしまう」。常任委員会で議論し、「支部には党勢拡大の伸びしろがある。可能性や条件も広がっている。それをくみつくすためには、地区役員に、『訴え』をもらう側ではなく出す側になってもらうことが重要なんじゃないか」ということで一致しました。

3日の地区委員会総会で「訴え」の案文を出し、柴岡委員長が、「今月の前進のための31入の地区役員からの共同の訴え」にした理由を説明。「地区役員全員で練り上げてほしい」と提起しました。

討論では積極的な発言があいつぎました。「『二つの大仕事』の一つである都議選のことがない」「よびかけが地域支部だけで、職場支部やグループがない」などの注文とともに、「森友学園が話題になっている。宣伝紙がほしい」「未成果支部に、こちらから『一緒にやろう』とよびかけたい」「読者は党と『赤旗』の役割発揮に喜んでいる。読者を広げてもらえるようお願いの文章をつくってほしい」という意見が出されました。

完成した「訴え」は、森友学園の問題が国政上の一大問題となり、国民的な怒りの声が沸き起こっていること、小池晃書記局長の質問などで党への注目と期待が広がっていることを述べ、「支部長、支部委員のみなさん、ぜひこの問題で対話をしてみてください」と正面からよびかけています。その上で、①党大会決定「全党員読了支部」への挑戦、②党勢拡大で飛躍をつくるとりくみ、③ハンドマイク、ポスターなどの宣伝強化、④都議選勝利のためのつながりをいかした対話・支持拡大を提起しています。

とりわけ、読者拡大については「3月特有の減紙を乗り越えて連続前進をかちとることは並大抵のことではありません」と強調。「『赤旗』を増やす活動に、通常の月よりも多くとりくんでください」「普段は声がかからない親戚や友人など、つながりを生かして『赤旗』を増やす活動にとりくんでください」と、具体的に訴えています。

柴岡委員長は、「連続前進にこだわってきたことが地区と支部を変えてきていると実感していると」言います。そして、「毎月前進」「法則的活動」の一体的追求について、「『毎月前進』のために歯を食いしばって前進をつくりだすなかで『法則的活動』への探求もやられているし、一体に追求していける」と話します。

「正念場」の3月。31人の「共同の訴え」を力に、10人を党に迎え、「赤旗」読者の7カ月連続前進に挑みます。

(「しんぶん赤旗」3月9日付より)