日本共産党の活動

5日に開かれた幹部会会議での、埼玉県北部地区の柴岡祐真地区委員長と大阪府枚方・交野(ひらかた・かたの)地区の折口勲地区委員長の特別発言(要旨)を紹介します。

埼玉・北部地区 柴岡祐真さん


まず大前提の話ですが、北部地区は、すべての課題がうまくいっているわけではありません。大会決定読了や大量政治宣伝など、いたらない点は多々あります。党員拡大はまだ飛躍をつくりきれておらず、新入党員教育については弱さを残しています。

同時に、機関紙拡大では、「総選挙勝利にむけた上げ潮をつくろう」という思いを地区の大勢にし、7ヵ月連続前進を勝ちとることができました。成果支部数も成果党員数も、近年にない到達になりました。

隠れ共産党探し

3月、支部長・支部委員むけの31入の地区役員の共同の「訴え」を出しました。地区常任委員会で、どうしたら大量の減紙がでる3月に前進できるか真剣に議論し、今まで「訴え」を受け取る側になっていた地区委員に、一緒に「訴え」を出す側になってもらおうと地区総で提起しました。地区総で共同の「訴え」を練り上げていったことは、思った以上の力を発揮しました。

共同の「訴え」を出す側にまわった地区役員の変化は顕著でした。議員の地区役員は、議会があるなかでも、月初めから機関紙拡大を行い、補助指導機関での議論も地区役員がリードしました。

支部長・支部委員250人余に郵送で「訴え」を届けましたが、新鮮に受けとめられ、なかなか読者拡大に踏み出せずにいた人たちが多数、成果をあげました。

絶対に前進するという地区常任委員会の構えを明確にして、党員を信頼して訴え続けたことが大きかったと思います。

3月の活動で、皆野町の党組織が″隠れ共産党を探そう″と地域を決めて宣伝紙を配布し、訪問したところ、新しい日曜版読者が3人増えました。打って出れば激変の情勢をつかめる。4月は、この経験に学んで、″隠れ共産党″を探す活動を、北部地区全体に広げていこうと、補助指導機関ごとに実践することを提起することにしました。

支部に伸びしろ

幹部会の「訴え」は、「毎月前進」と「法則的活動を広げる」ことを一体にとりくもうと提起しています。北部地区は、法則的活動を行う支部が多数となっているわけではありません。「政策と計画」についても、弱さを残しています。

同時に、「毎月前進」のためのとりくみ、歯を食いしばっての大奮闘は、行えていると思います。

この間の連続前進で、支部の党勢拡大の行動が広がりました。支部や幹部の中にあった「3月は減紙が多いから減ってもしょうがない」という思いから、「3月は早くから動かないと前進できない」に変わってきています。「毎月前進」の執念と、法則的活動を広げるということは、やはり一体的にとりくむことが必要なのだと感じています。

伸びしろは、支部にあります。地区の常勤常任が少なくなったり、党員が高齢化したり、そういう状況がありますが、支部の潜在的な力は、まだまだあります。それを引き出せるかどうか、地区常任委員会が問われていると思います。

(「しんぶん赤旗」4月9日付より)


日本共産党の活動

カテゴリーリスト