選挙の構図はっきりした 埼玉・川越 小池書記局長が訴え
日本共産党の小池晃書記局長は4日、埼玉県川越市で街頭演説し、総選挙で「比例は日本共産党」の大波をおこし、北関東ブロックから塩川鉄也、梅村さえこ両比例候補に加えて3議席以上を勝ち取ろうと訴えました。歩道を埋め、歩道橋に鈴なりの聴衆から、盛んに「そうだ」の掛け声が飛びました。
小池氏は「選挙の構図がはっきりした」として「自民・公明とその別動隊である希望の党や維新の会か、それとも市民と野党の共闘の勝利と、その中心にいる日本共産党の躍進か」だと指摘しました。
埼玉では社民党との選挙協力で、15区の梅村候補、13区の社民党の池田まさよ候補を互いに応援する関係ができています。小池氏が「民進党からも枝野幸男さんが立憲民主党をつくり、市民との約束を守るという。大いに歓迎しましょう」と呼びかけると、割れるような拍手が起こりました。
小池氏は「今度の選挙は政党の在り方が問われている」として、「市民との約束を責切らない、決してブレない日本共産党を強く大きくすることに日本の未来はかかっている。未来に責任を持たない政治をもう終わりにしよう。埼玉では70万票の獲得で、今の2議席から3議席以上を実現させて、埼玉と日本の未来を切り開こう。安倍政治を終わらせよう」と力を込めました。
梅村候補は、枝野氏の新党設立の背景として「全15区で市民連合ができている埼玉の勣きと無関係ではない」と、市民の後押しがあったと指摘。「私も、逆流を許さず新しい政治をつくる先頭に立つ」と決意表明しました。
野党共闘を進める「オール7区連絡会」の小倉洋一共同代表、新社会党の早川俊一川越支部長が応援に駆け付け、小倉氏は「共闘の旗を高く掲げる共産党に敬意を表します。総選挙で大躍進を」と激励しました。
あさか英義(4区)、つじモトミ(8区)、神田三春(9区)、柿沼はるき(10区)、長沼ちね(7区)各候補が決意表明しました。
(「しんぶん赤旗」10月5日付より)
9条改憲阻止へ3党挨拶 オール埼玉が地域連絡会交流会議
安保法制廃止、立憲主義回復、9条改憲阻止をめざして活動するオール埼玉総行動実行委員会は2日、さいたま市浦和区で地域連絡会交流会議を開きました。
会議には日本共産党の荻原初男埼玉県委員長、社会民主党の武井誠埼玉県連代表、立憲民主党の枝野幸男代表が参加。「安倍政権を倒し、新しい政治を実現するには市民と野党の共闘の道しかない。われわれは共闘を変わらず進めていく。共闘への門戸も広く開いている」(荻原氏)、「選挙になったら弱音は吐けない。統一候補を一人でも多く勝利させるために力を合わせよう」(武井氏)、安倍政権の暴走を止め、政権を倒すために努力することを約束する。立憲主義を守る、安保法制の違憲部分を絶対に許さないとのことは引き続きしつかり貫く」(枝野氏)とあいさつしました。
会議では各選挙区の地域連絡会の活動交流が行われました。民進党所属議員の動きに対する怒りの声や、動揺したという意見が出た一方で、「希望も持っている。明日市民連合として議員に申し入れをする」「今まで積み上げた共闘は崩さないよう、共闘態勢をつくっていく」などの決意も出ました。
各区の地域連絡会は日本共産党の神田三春(9区)、梅村さえこ(15区、比例重複)両候補と、社民党の池田まさよ候補(13区)を統一候補として決めました。
(「しんぶん赤旗」10月4日付より)
総選挙必勝全国いっせい決起集会/志位和夫委員長の報告(10/3)
「共闘実現うれしい」の声 埼玉 志位委員長迎え街頭演説 塩川・梅村比例候補に声援
さいたま市のJR浦和駅東□に志位和夫委員長を迎えて30日に開かれた日本共産党の街頭演説。衆院北関東比例候補、埼玉県内の小選挙区候補が勢ぞろいし、志位氏とともに、「市民と野党の共闘を進める日本共産党の躍進で安倍政権を退場させよう」と訴えました。
会場となった駅前は聴衆でびっしりと埋まり、弁士の話に何度も「そうだ!」「頑張れよ!」と熱い声援が飛びました。
梅村さえこ比例・埼玉15区候補は「安倍音三首相はお友達への忖度(そんたく)政治を進めながら、国民には消費税10%を押し付ける。あまりに逆立ちしている」と批判。「市民とともに歩む共産党の議席が増えれば大きく政治が変わります」と語りました。
塩川鉄也比例候補は、市民による「オール埼玉総行動」が5回も成功を納め、県内15すべての小選挙区で、市民連絡会、市民連合ができて、市民と野党の共闘を進める力となってきたと強調。「共闘の要として頑張る共産党を躍進させてください」と力を込めました。
候補者一本化で、共産党が推薦する社民党の池田万佐代埼玉13区候補があいさつしました。(別項)
社民党を支持している女性(67)=同市南区=は「野党共闘のことで、もやもやしていて、志位さんが何を話すのか知りたくて来た。共産党は野党共闘を進める上で信頼している。自民党でも希望
の党でもなく、憲法を大切にする人の投票先は必要。社民党と共産党の共闘が実現してうれしい。15区に住んでいるので、梅村さんを応援したい」と語りました。
同市浦和区在住の河田宏さん(86)と妻(78)は「今回は共産党に入れる。市民連合と一緒になって自民党を倒してほしい。希望の党は傲慢(ごうまん)だ」と話しました。
(「しんぶん赤旗」10月1日付より)